江戸の味、ねぎま鍋
古き良き日本料理を楽しもうと、「葱鮪(ねぎま)鍋」で新年を迎えました。
江戸時代、マグロといえば赤身が好まれ、脂が多いトロの部分は捨てられてしまう部位だったそうです。
「脂の多い魚は粋じゃねー」とは当時の江戸っ子の談。
こうした余りモノの部位を安価で手に入れ、ネギと醤油ダシで食べたのが「ねぎま鍋」。
江戸庶民の味として、おおいに好まれていたようです。
神奈川県三崎のマグロ業者からマグロを購入。
■インドマグロの中トロ
■本マグロのハチの身
ハチの身とは、マグロの頭の脂身のこと。
1匹からわずかしか取れない部位の為、一般的なスーパー・魚屋さんでは流通してません。
では、作り方です。
鍋に昆布と鰹節でしっかりダシをとり、醤油・みりんでスープを作ります。
(ダシ20カップに、醤油・みりんを各1カップ)
マグロを刺身より薄めにスライスします。
あとは、たっぷりのネギを鍋に入れ、マグロをしゃぶしゃぶ風に頂きます。
*お好みで、油揚げ・水菜を入れて下さい。
脂の乗ったマグロにダシ・ネギの風味が染みて美味ですね〜。
刺身でもつまみながら、日本酒が進みます。
また、切り身の端の部分は、サイコロ状にカットして、バター醤油炒めで頂きました。
なんとも贅沢な炒め物です。
サイドニューには、てんぷら・板わさ・蕎麦を用意。
大いに江戸の味を楽しみました。
■天ぷら(海老・キス・春菊)
- 投稿者 matsu
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