駒形どぜう (台東区駒形)
江戸の粋な酒飲み人を目指し、いざ浅草へ。
創業1801年。江戸時代から200年以上続くどじょう料理の老舗「駒形どぜう」。
地下鉄「浅草」駅から浅草寺を背に歩いていくと、大きな看板があるので、すぐ分かります。
暖簾には「どぜう」の文字が。
「どじょう」だと文字数が4文字で縁起が悪いとのことで、「どぜう」となったそうです。
歴史を感じさせる木造の大きな建物です。
店内も広く、1階の座敷は雰囲気抜群です(予約不可)。
予約組の我々は2階の個室へ。
下足札も雰囲気あります。
さて、前置きが長くなりましたが、どじょうを肴に酒を飲んでまいります。
どじょう料理は、鍋(まる鍋・さき鍋・柳川)・蒲焼き・汁・唐揚げ・せんべい・・・などなど。鯨料理も色々あります。
目移りしてしまいますが、おススメは「まる鍋」です。
小ぶりながらも丸々したどじょうが浅い鍋に20匹ほど乗って出てまいります。
見た目・小骨が駄目な人には、身を裂いて骨も除いた「さき鍋」もありますが、個人的には見た目・小骨の感触も含めて「どじょう鍋」の真髄だと思うので、是非まる鍋を食していただきたい。
既に柔らかく煮た状態で出てまいりますので、すぐに食べられます。
この辺もせっかちで早食いの日本人の気質に合った料理の出し方ですね。
食べ方の基本は、鍋の上にネギをたっぷり掛けていただきます。
身も小骨も柔らかく煮てあり、美味。
どじょう特有の泥臭さもほとんどなく、パクパクいただけます。
ネギではなく、ゴボウを乗せて食べても非常に美味しくいただけますので、鍋を追加する際にはゴボウも一緒に注文することをおススメします。
酒は日本酒の熱燗を注文。江戸の雰囲気をさらに演出します。
浅めのお猪口なので、こちらもグイグイいけます。
どじょう料理をもう1品注文。どじょうの蒲焼き。
鍋のどじょうと比べると身が厚く、甘辛のタレで焼いたどじょうは、さっぱり目の鰻の蒲焼きような味わいです。
味・雰囲気とも申し分ないおススメのお店です。
【住所】東京都台東区駒形1−7−12
【TEL】03−3842−4001
【定休】無休
- 投稿者 matsu