沖縄・大東島料理を堪能する (割烹喜作/那覇市)
沖縄本島の東約400kmに位置する大東島。
珍しい美味い魚があるとの情報を元に沖縄本島でも数少ない大東島料理を食べられる「喜作」さんへ。
南大東島島出身の大将が地元食材を中心に腕を振るう。
メニューは沖縄料理、串焼き等・・・豊富。
しかし、この日のお目当ては大東島食材&料理。
では、頂いてまいりましょう。
■大東寿司
沖縄通の人は聞き覚えがある人もいるでしょう。
最近は那覇空港の空弁にもなっている鰆(サワラ)の漬けにぎり寿司です。
大東島は1900年頃から八丈島の人々が開拓民として入植した経緯があり、そうしたことから伊豆諸島(江戸)の食文化が根付いたと言われています。
あっさりしたサワラに醤油ベースの特製ダレが良く合います。
また、この店では大東寿司の天ぷらもあります。
サワラと酢飯の間にシソを挟んで揚げています。
さっぱりした具材と天ぷらのコクが良くマッチしている泡盛に良く合う肴です。
■ナワキリの塩焼き
珍しい深海魚です。
名前の通り縄を切ってしまう鋭い歯をもった魚。
見た目は強面ですが、お味の方は旨味・脂身の多い白身です。
刺身・汁でも美味しいとのこと。
■刺身の盛り合わせ
大東島近海で獲れた魚達の盛り合わせ(マグロ・タコ・サワラ・・・)
今まで沖縄で美味い刺身を食べた経験がありませんでしたが、こちらの刺身はどれも秀逸です。
その中でも特に美味かったのが、こちらの魚。
一般には流通しない幻の魚とも呼ばれる深海魚です。
脂の乗りは半端なく多く、マグロの大トロと同等、いやそれ以上かもしれません。
口に入れると肉の旨味と脂がパァーと広がります。
沖縄料理というと肉・野菜・そばが一般的ですが、やはり四方を海に囲まれた土地。
こうした素晴らしい海鮮料理があるのだと改めて感じた「喜作」での夜でした。
【住所】沖縄県那覇市前島2−18−6
【TEL】098−861−5501
【定休】日曜
- 投稿者 matsu