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バスク仔豚の丸焼き

第8回本物BBQ。今回の食材は、フランス・バスク地方の希少豚である「バスク豚」。
バスク豚とは、フランスとスペインの国境の村「アルデュード村(標高800m)」で栗・ドングリを餌に自然飼育された豚。
1980年代後半には50数頭まで減り絶滅の危機にさらされましたが、ピエール・オテイザ氏によって、復活。現在は約3,000頭が飼育されています。
体の特徴は大きな耳、頭とお尻にブチ模様が入っています。
そんなバスク豚の仔豚(生後約3ヶ月、約11kg)を生の状態で仕入れました。

イベント前夜、我が家に到着。
なんと、血統書が付いています!
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バスク豚生産の第一人者であるピエール・オテイザ氏によるモノの証しです。

箱を開けて、バスク豚とご対面。
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色白なキレイな肌です。まだ生後3ヶ月ですが、モモ・肩あたりの肉付きは良いですね。
さらに、ビッグなオマケが付いておりました。
なんと、内臓もしっかり残っています!
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また、今回の丸焼きの味付けには、同じバスク地方のミックス・ソルト「フォルスバスク」をチョイス。
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フランス・バスク地方名産の唐辛子「ピマンデスペレット」やピンクペッパー、パセリ等が入ったミックス・ソルト。辛味と酸味が入り混じった複雑な味わいです。
これをオリーブオイルに混ぜて焼き用オイルにします。

さて、イベント当日。神奈川県真鶴町の貸し別荘を貸し切って、丸焼きパーティーの準備。
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キャンプ仕様の車やパラソルが雰囲気を高めてくれます。

まずは、生ビールをサーバーにセット。ひとまず乾杯して準備に入ります。
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仔豚の身体は、タオルで簡単に拭いてあげます。
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耳掃除もしっかりと。
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内臓は、別調理するので、キッチンへ。
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(手前:腎臓。奥:右から心臓、肺、肝臓)

さて、仔豚を串に固定し、
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自作の焼き台にセット。
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耳と尻尾を焦がさないようアルミホイルで保護します。
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さー、仔豚のセッティングも終わり、本格的に丸焼きパーティーの開始です。
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生ビール40L、ワイン10本、焼酎、日本酒、梅酒、リキュール・・・を準備。
総勢25人で乾杯!

仔豚が焼き上がるまで4〜5時間かかるので、今回は料理上手のメンバーにサイド・ディッシュを豊富に用意してもらいました。

■タコのマリネ
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■もやしのナムル
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■カポナータ
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■キノコのマリネ
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■ラーメンサラダ
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どれも素人は思えない出来映えです。美味い!

焼き始めから2時間経過。良い色に焼けてきました。
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続いて、バスク豚の内臓料理が出来上がりました。
■ハツ(心臓)のコンフィー
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■レバー(肝臓)のパテと自家製フランスパン
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腎臓・肺も一緒に投入!

どちらも秀逸。ワインにピッタリの2品です。

仔豚もだいぶ焼けてきましたが、まだ中まで火が通っていなので、さらに焼き続けます。
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酔いもまわり、誕生月のメンバーはシャワーで祝福されています。
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子供に人気のツイストパン。
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さー焼き初めから約4時間。バスク豚が焼き上がりました。
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仕上げで焼き上がりを急いだ為、若干表面を焦がしてしまいました(反省)。
焦げた部分を取り除き、頂いてまいります。
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■モモ肉の断面
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肉質は非常に柔らかく、あっさりした癖のない味わいで美味。
そして、表面の薄皮はパリパリです。

仔豚なので、全体的に脂身は少ないですが、骨・顔の周りはコラーゲンたっぷりです。

そのまま何も付けずに、また用意した4種類のソースでいただきます。
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(右下から時計回りで、粒マスタードソース・ポン酢ソース・ブラウンソース・ネギダレ)

■舌(タン)
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シッカリした歯応えです。

■耳(ミミガー)
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ネギダレと和えていただきます。

■脳みそ
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食べて良いのか迷いましたが、食べました!
見た目通り白子のような味わいです。

気が付けば、みな箸も持たずに素手でバスク豚をむさぼっています(笑)。
いやー第1回の仔豚とは雲泥の差の美味さです!!

夜食には、バスク豚の豚汁。
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味噌と豚のコクが良く合います。

■みょうがのポン酢和え
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■大葉の手毬寿司
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そして、デザートに杏仁豆腐。
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美味い肴に美味い酒。宴は夜な夜な続いていきました。


翌朝、残った豚肉と野菜でチャンプルーを。
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バスク仔豚を余すことなく堪能した1泊2日の丸焼きイベントでした。


【食材(肉)提供】
東洋肉店(北海道名寄市)