肴道

沖縄・宮古島では飲んだ後の締めにステーキやヤギ汁を食べる文化・習慣があるという。
地元のタクシーの運ちゃんに「地元の人が通うヤギが食べられる飲み屋を教えて欲しい」と聞いて、辿り着いたのがこちら「小料理　野咲家」。

宮古の繁華街・平良下里の細い道沿いにある。
見るからに観光客が来る気配は無く、運ちゃんの見立てに間違いはなさそうである。
店内は、テーブル席と小上がりがあり、２０人程は座れる。

壁のメニューを見ると、ヤギ刺し・ヤギ汁に加えステーキもある。

運ちゃんのチョイス、完璧である。

早速、ヤギ刺し、ヤギ汁、ステーキを注文。
締めのつもりだったが、泡盛も頼む（笑）。

■ヤギ刺し

写真でも分かる通り、綺麗な肉色で、新鮮なのが人目で分かる。
臭みも無く、歯応えもあり非常に美味。
ついつい泡盛が進む。

■ヤギ汁（味噌）

ここ野咲屋では、味噌と塩の２種類があり、今回は味噌味をチョイス。
こちらも臭みは極めて少なく、非常に食べやすい。
昔、沖縄本島で失敗して以来、ヤギ汁恐怖症であったが、素材・調理方が良ければ、恐れるモノではないと痛感した。

■ステーキ

熱々の鉄板で出されたステーキは柔らかく、美味。
我々は泡盛を飲みながらだから良いが、飲んだ締めにはやはり重い。

もう一品。
■イカ墨バター炒め

イカ墨とバターのコクがよくマッチした一品である。

我々以外は、地元のお客さんばかりで、皆ヤギ汁（味噌or塩）を注文している。
やはり、宮古島の夜の締めにはヤギ汁を食べるようである（この日は、ステーキを頼むお客さんには出会わなかったので、ステーキに関しては未確認）。

朝の５：００まで営業しているようで、２〜３軒目におススメの店である。

■住　所　：　沖縄県宮古島市平良字下里６
■ＴＥＬ　：　０９８０−７３−８０５０
■定　休　：　不定休