肴道

ゴールデンウィーク恒例のバーベキュー（丸焼き）大会。
今回の食材は、羊と鹿。
羊はオセアニアの希少羊「ソルトブッシュラム」のモモ肉１本（３．５ｋｇ）。

「ソルトブッシュ」とは、オーストラリア内陸・乾燥地帯のみに生息する塩分・ミネラル分を吸収する植物（ハーブ）。それを食べて飼育されるのが、このソルトブッシュラム。当然、肉質もミネラル分たっぷりの奥深い味わいになるとか･･･。
また、どれくらい希少かというと月産約４００頭のみ。通常の羊業者が月産３０万頭であることから比較しても、その希少性が分かると思います。
２０１０年、日本初上陸のラムなのです。

そして、もう１つの食材は、鹿。
ＢＢＱメンバーの知人（猟師）が数週間前に北海道で仕留めた若い鹿。
この鹿肉を約１０ｋｇ、分けてもらいました。

さて、丸焼きイベント前日、鹿肉がたくさんあるので、一部を使ってシチューにしました。
大きめにカットした鹿肉を鍋で炒め、

香味野菜・赤ワイン・ホールトマトを入れて煮込んでいきます。

時間短縮の為、圧力鍋で煮込んで完成。

さて、イベント当日、まずは羊を焼いていきます。

１時間ほど焼いて、削ぎ切りしながらいただきます。

また、羊肉にはトルティーヤと３種のソース（ゴルゴンゾーラ、アボガド、サルサ）を用意。

ソルトブッシュラム、上品な味わいで美味。癖がないので、羊肉が苦手な人でも大丈夫です。

前日仕込んだ鹿シチューも屋外で温め直して、いただきます。

赤ワインに良く合います（ワインがどんどん無くなります）。

残りの鹿肉は、塩・胡椒やタレを付けて、網焼きに。

肉質は、脂身が少なく淡白で馬肉に近い感じ。
焼くよりも、生・煮込みで実力を発揮すると感じました。

一緒に参加したイタリア人も「Buono！」と日本のバーベキューを大いに楽しんでくれました♪