プチ料亭 砥上(とがみ) (千葉県市川)
旬の美味い魚・食材を提供してくれる幻の店、砥上(とがみ)。
場所は、JR市川駅・南口から徒歩3〜4分のところにある。
何が「幻(まぼろし)」かというと、開店して10年以上経つものの、営業自体は実質1年弱。
予約無しで行くと、まず閉まっていることだろう。
店内は広いが、2/3が調理スペースで、カウンターも10席程度と非常に贅沢な作りの為、客の我々もゆったりくつろげる。
メニューは日替わりコース(週?月?替わり)で、その時の旬の魚介類を中心に提供してくれる。
店主の砥上さんの料理人としての腕前はプロも一目を置く程で、多くの料理人・飲食関係者・食通の文化人からも支持されている。
■鯵(アジ)刺身
非常に脂が乗っています。
■生とり貝刺身
写真からも新鮮さが分かるでしょう。
■げんげ煮付け
ゼラチン質たっぷりで美味。
■分葱と青柳の酢味噌合え
味もさること、分葱の緑と青柳のオレンジのコントラストが美しい逸品。
■わかめの酢の物
箸休めに優しく、これまた綺麗な盛り付けです。
■岩ガキ
非常に肉厚の岩ガキ(生で食べられますが焼いてもらいました)。
■鮟肝ポン酢
日本酒(冷酒)によく合います。
■目光の一夜干し
店主自ら干しています。ひと手間加えることで骨まで美味しく頂けます。
■自家製の唐墨(からすみ)
この店の裏看板メニューとも言える品。
この年(2010年)は前年に良い鯔の卵巣が手に入らなかったということで、2008年末に作った品を出してくれた。
市販品と比べ塩気が柔らかく、唐墨本来の味が強く、ねっとりとして美味。
「新しければ、その何倍も美味いですよ」とは店主の談。
「食」への拘りが強い個性的な店・店主が提供する料理を一度は堪能してみる価値はある。
最後に、くれぐれも予約は忘れずに。
【住 所】千葉県市川市市川南3−1−1
【TEL】090−1885−8793
【定 休】不定休
- 投稿者 matsu