バリ島サーフポイント
アジア・リゾートのサーフィン・波乗りのメッカと言えばインドネシア・バリ(Bali)島。
日本のみならずオーストラリア・ヨーロッパからも多くのサーファーがパーフェクトな波を求めて訪れる。
エキスパート・オンリーのポイントから初級者でも楽しめるビーチブレイクまで、様々なポイントが点在しているので、自らの実力に見合ったポイントを選べば、誰でも楽しむことはできる(とは言ってもある程度の実力は必要ですが)。
うねり・風向きが安定している為、年間を通じて常に形の良い波が存在する。
乾期(4〜10月)は西側、雨季(11〜3月)は東側がベスト。
今回は西側のポイントを中心にご紹介します。
■グリーンボウル(GREEN BOWL)
・ベスト・シーズン : 4〜7月
・レベル : 中級者以上
バリ島南端部のリーフポイント。崖から臨む景色は良いが、サンゴ礁のリーフポイントで、更にカレントも強い。
島の先端で風の影響を受けやすいので、ハイタイドの朝一がベスト。
「バリクリフ・ホテル」脇の階段を降りてエントリーする。
■ウルワツ(ULWATU)
・ベストシーズン : 4〜10月
・レベル : 上級者以上
バリ島が世界に誇るサーフポイント。クタから南へ車で3〜40分。崖の上から臨むビックスウェルは、サーファーのみならず多くの人に威圧感を与える。
ポイントは、前後・左右に約6箇所点在する。
日によってサイズも大きく変わるので、「無理!」と思ったら、ビール片手に写真撮影に切り替えよう。
石段を降りたビーチからエントリーする。
ウルワツの波動画は、こちら。
■インポッシブル(IMPOSIBLE)
・ベストシーズン : 4〜10月
・レベル : 上級者以上
ウルワツの西側。クタからウルワツに向かう道沿いの小さな橋からブレイクが臨める。
こちらも上級者向けのリーフブレイク。パーフェクトな三角波であるが、ブレイクは速く、その名の通り初・中級者にはライド不可能なポイントである。
■パダンパダン(PADANG-PADANG)
・ベストシーズン : 4〜10月
・レベル : エキスパート・オンリー
インポッシブルの東側の岩場の奥にブレイクするポイント。
波がブレイクする轟音が「パダン!パダン!」と聞こえることから名付けられたらしい。
見事なスーパーチューブの波はプロ・ローカル限定の為、我々は見学のみをおススメする。
■ドリームランド(DREAM LAND)
・ベスト・シーズン : 4〜10月
・レベル : 中級者以上
クタからウルワツに向かう途中の道の右側に大きな像が佇むゲートが見える。この奥にドリームランドがある。ゲートからポイントまでのこの敷地は、故スハルト(スカルノ)大統領一族のモノであり、あまりにも広大。ゲートからポイントまで車でも5分は要する(眺めを楽しんでください)。
さて、ポイントに関しては、レギュラー・グーフィーが楽しめるリーフ・ブレイク。
波質は厚めの波が多いので、ミドルタイド時が良い。
■エアポートリーフ・レフト(AIRPORT REEF LEFT)
・ベスト・シーズン : 4〜10月
・レベル : 中級者以上
デンパサール(ングラライ)空港の脇道の先にあるアウターリーフ・ポイント。
海辺で待機しているカヌーに乗ってポイントに向かう。
無風のハイタイド時がベスト。
■エアポートリーフ・ライト(AIRPORT REEF RIGHT)
・ベスト・シーズン : 4〜10月
・レベル : 中級者以上
通称「ライテンダー」。エアポート・レフトから滑走路の先にあるレギュラーブレイク・ポイント。コンディションが整えば、チューブを伴ったロングウォールを堪能できる。
こちらもレフト同様、無風のハイタイド時がベスト。
■エアポートリーフ・トロトロ(AIRPORT REEF TORO-TORO)
・ベスト・シーズン : 4〜10月
・レベル : 初級者以上
エアポート・ライトの更に奥(南側)にあるレギュラー・ブレイク。
その名の通りレフト・ライトと比べると、サイズは1ランク落ちるので、小さめのサイズを望む人にはおススメ(日本人サーファーが多い)。
■レギャン・ビーチ(LEGIAN BEACH)
・ベスト・シーズン : 4〜10月
・レベル : 初級者以上
クタ・ビーチ(KUTA BEACH)の西側に位置するビーチブレイク(サンドボトム)。
クタ、ハーフウェイと比べるとワンサイズ波が大きい。
ダンパーになることも多いので、無風時がベスト。
■チャングー(CANGGU)
・ベスト・シーズン : 4〜10月
・レベル : 中級者以上
クタから西に車で30分の場所に位置するレギュラー・グーフィーとも楽しめるリーフブレイク・ポイント。
癖のないグッドウェイブが立つ一番の人気ポイントと言える。多くのサーファーが集まる為、混雑することも多い。
以上、サーファーズ・パラダイスといえる南国・バリで、日本では体験できないグッドウェイブを楽しんでください!
尚、リーフブレイクが多いので、タイドチャート(潮見表)は必ず入手して、出来たら地元のガイドと行動することをおススメします。
- 投稿者 matsu